『佐賀県近世史料』第10編(宗教編)第3巻を刊行しました

2014年05月08日

 佐賀県立図書館 at 10:00 | Comments(0) | 佐賀県近世史料
 みなさん、こんにちは!
そして、お待たせしました~。
『佐賀県近世史料』最新版を本日から購入いただけることになりました~note

 最新版は、第10編(宗教編)第3巻(通巻22巻目)。
 佐賀藩の浄土宗・浄土真宗・日蓮宗に関わる『浄土宗由緒』・『一向宗由緒』・『法華宗由緒』ほか、佐賀市川副町の正定寺(しょうじょうじ)、佐賀市呉服元町の称(しょう)念寺(ねんじ)・願(がん)正寺(しょうじ)、神埼市千代田町の浄(じょう)覚寺(かくじ)、小城市小城町の光(こう)勝寺(しょうじ)に伝世した資料を刊行しました。
 浄土宗・浄土真宗・日蓮宗の各寺院の由緒や歴史、経営の基盤となる寺領をはじめ、支配管理した末寺・末庵等、また寺院で行われた年中行事の記録など、これまであまり紹介されることのなかった記載も数多く見ることができます。
 たとえば、徳川将軍家の菩提を弔い、藩から仏具料を渡されていた正定寺のこと。関ヶ原の戦いで敗れた佐賀藩を救った本願寺の准如(じゅんにょ)上人(しょうにん)の話や、その恩義に報いるために建てられた願正寺のこと。下総国から下向してきた千葉胤(たね)貞(さだ)によって、文保年間に創建された光勝寺のこと。これらの資料は単に寺院の来歴に留まることなく、佐賀の歴史を雄弁に語ってくれています。
 史料の内容や時代背景について分かりやすく説明した解説(解題(かいだい))も付いていますので、これまで刊行してきた『佐賀県近世史料』ともども、佐賀県の歴史の基本文献として、研究者の方々はもちろん歴史を愛する県民の方々のお役に立ち、郷土の歴史文化の掘り起こしに資することを切に願うものです。
 是非、ご覧ください。



もしかしたら、みなさんの檀那寺(だんなでら)のことも書かれているかもしれませんね。

 そうそう、第10編(宗教編)は第1巻が「天台宗、真言宗、当山派・本山派山伏の記録」、第2巻が「曹洞宗、臨済宗、黄檗宗の記録」です。
 あわせて、如何でしょうか?

佐賀県近世史料のご案内はこちら ↓↓
http://www.tosyo-saga.jp/kentosyo/kinsei/kinseitop.html

みなさまのご利用をお待ちしています


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