佐賀で歌い継がれた民謡をWeb上で公開します その1
2013年12月14日
佐賀県立図書館 at 09:59 | Comments(0) | I Love SAGA
こんにちは。
佐賀は「昔話の宝庫」と言われ、膨大な数の昔話が採録されていますが、佐賀には昔話と同じように沢山の民謡が残されており、「民謡の宝庫」と言っても大げさではありません。
しかしながら、かっての佐賀は「民謡不毛の地」のように言われていました。それは民謡がなかったのでもなく、誰も歌い継がれてこられなかった訳でもありません。
身のまわりの民謡を歌い継ぎ、伝承する人々はいたのですが、それを掘り起こし、評価し、知らしめてくれる人がいなかっただけです。
現在も佐賀の民謡が広く歌い継がれているかというと少し心許ないところもありますが、民謡が歌われている地域に出向き、歌を収集し、知らしめてくれたのが先月お亡くなりになった福岡博さんです。残された著作類には『佐賀のわらべうた』(音楽之友社 書倭35年)、『佐賀長崎のわらべ歌』(柳原書店 昭和57年)、『佐賀の民謡』(佐賀新聞社 昭和62年)の他にも新民謡を集めた『佐賀県新民謡詞華集』(佐賀新聞社 平成8年)があります。単に歌詞を掲載するだけではなく、民謡の周辺を丹念に調べた解説と楽譜が添えられています。これから佐賀の民謡を調べ、歌う方々にとって福岡博さんは素晴らしい先達です。
また、佐賀県下の民謡を系統的に調査、収集したものに『佐賀県の民謡―佐賀県民謡緊急調査報告書―』(佐賀県教育委員会 昭和63年)があります。これは県の事業として行われたもので、延べ2,376曲の民謡の調査・収録が行われています。実際に収録された歌詞は864曲ですが、県下の民謡の概要が分かります。
同じ『佐賀県の民謡』というタイトルですが、日本民謡協会佐賀県連合委員会が制作されたものには民謡歌手の方々によるCDが附属しており、実際に民謡を聴くことができますし、34曲の楽譜も付けられています。
佐賀県立図書館では、歌い継がれてきた佐賀の民謡をWeb上で聞いていただける準備をしています。もうしばらくで公開できますので楽しみにお待ち下さい。
*今回紹介している書籍は全て借りることができます。
佐賀は「昔話の宝庫」と言われ、膨大な数の昔話が採録されていますが、佐賀には昔話と同じように沢山の民謡が残されており、「民謡の宝庫」と言っても大げさではありません。
しかしながら、かっての佐賀は「民謡不毛の地」のように言われていました。それは民謡がなかったのでもなく、誰も歌い継がれてこられなかった訳でもありません。
身のまわりの民謡を歌い継ぎ、伝承する人々はいたのですが、それを掘り起こし、評価し、知らしめてくれる人がいなかっただけです。
現在も佐賀の民謡が広く歌い継がれているかというと少し心許ないところもありますが、民謡が歌われている地域に出向き、歌を収集し、知らしめてくれたのが先月お亡くなりになった福岡博さんです。残された著作類には『佐賀のわらべうた』(音楽之友社 書倭35年)、『佐賀長崎のわらべ歌』(柳原書店 昭和57年)、『佐賀の民謡』(佐賀新聞社 昭和62年)の他にも新民謡を集めた『佐賀県新民謡詞華集』(佐賀新聞社 平成8年)があります。単に歌詞を掲載するだけではなく、民謡の周辺を丹念に調べた解説と楽譜が添えられています。これから佐賀の民謡を調べ、歌う方々にとって福岡博さんは素晴らしい先達です。
また、佐賀県下の民謡を系統的に調査、収集したものに『佐賀県の民謡―佐賀県民謡緊急調査報告書―』(佐賀県教育委員会 昭和63年)があります。これは県の事業として行われたもので、延べ2,376曲の民謡の調査・収録が行われています。実際に収録された歌詞は864曲ですが、県下の民謡の概要が分かります。
同じ『佐賀県の民謡』というタイトルですが、日本民謡協会佐賀県連合委員会が制作されたものには民謡歌手の方々によるCDが附属しており、実際に民謡を聴くことができますし、34曲の楽譜も付けられています。
佐賀県立図書館では、歌い継がれてきた佐賀の民謡をWeb上で聞いていただける準備をしています。もうしばらくで公開できますので楽しみにお待ち下さい。
*今回紹介している書籍は全て借りることができます。
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