佐賀で唄い継がれた民謡をWeb上で公開します その2
2014年01月15日
佐賀県立図書館 at 10:19 | Comments(0) | I Love SAGA
こんにちは。
佐賀の民謡というと、「たんす長持唄」「岳の新太郎さん」「梅干」を思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。
確かにそれらは佐賀を代表する民謡ですが、前回も紹介した書籍の中ではさまざまな種類の民謡が紹介されています。田植唄、稲刈唄、茶摘唄、木挽唄、大漁唄、石つき唄、酒造り唄、馬子唄など労働に密着したもの、たんす長持唄、舟おろし唄、マダラなどの祝い歌、玄海沿岸とその周辺部に伝わる盆口説きなどの踊り歌、岳の新太郎さん、梅干、蓮池節などの座興歌などです。
さて、佐賀県内にはどれくらいの民謡が残されているのでしょうか。
昭和61・62年度に佐賀県教育委員会が実施した「佐賀県民謡緊急調査」では、総延べ数2,376曲が調査・収録されています。この調査の時点で、歌詞集等に掲載されているのみで伝承の途絶えてしまったものもあったようですから、本来それ以上の民謡が歌い継がれていたようです。
調査・収録された2,376曲から佐賀県にとって特色のあると思われるもの、価値の高いと思われる864曲の歌詞が、『佐賀県の民謡―佐賀県民謡緊急調査報告書―』(佐賀県教育委員会 昭和63年)に掲載されています。残念ながら楽譜は掲載されていませんが、同じタイトルの民謡でもそれぞれの伝承地で歌詞が微妙に異なることがわかります。民謡は本来、地元の方言で歌われるものと思われますが、意外に歌詞は共通語に近い言葉で歌われています。

『佐賀の民謡』表紙
この調査・収録の目的は「県内各地に現在でも伝承されている民謡の実態を緊急に調査し、系統的に記録にとどめるとともに、その成果を地域の文化活動や社会教育・学校教育の場に活用したり、今後の現地公開や専門家・研究者等の利用に役立てるなどして、伝統文化の保存伝承に資すること」とされ、伝承された地域で歌われているものをカセットテープに録音されています。
佐賀県立図書館では、「佐賀県民謡緊急調査」で収録された民謡約820曲をWeb上で聞いていただける準備をしております。もうしばらく楽しみにお待ち下さい。
佐賀の民謡というと、「たんす長持唄」「岳の新太郎さん」「梅干」を思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。
確かにそれらは佐賀を代表する民謡ですが、前回も紹介した書籍の中ではさまざまな種類の民謡が紹介されています。田植唄、稲刈唄、茶摘唄、木挽唄、大漁唄、石つき唄、酒造り唄、馬子唄など労働に密着したもの、たんす長持唄、舟おろし唄、マダラなどの祝い歌、玄海沿岸とその周辺部に伝わる盆口説きなどの踊り歌、岳の新太郎さん、梅干、蓮池節などの座興歌などです。
さて、佐賀県内にはどれくらいの民謡が残されているのでしょうか。
昭和61・62年度に佐賀県教育委員会が実施した「佐賀県民謡緊急調査」では、総延べ数2,376曲が調査・収録されています。この調査の時点で、歌詞集等に掲載されているのみで伝承の途絶えてしまったものもあったようですから、本来それ以上の民謡が歌い継がれていたようです。
調査・収録された2,376曲から佐賀県にとって特色のあると思われるもの、価値の高いと思われる864曲の歌詞が、『佐賀県の民謡―佐賀県民謡緊急調査報告書―』(佐賀県教育委員会 昭和63年)に掲載されています。残念ながら楽譜は掲載されていませんが、同じタイトルの民謡でもそれぞれの伝承地で歌詞が微妙に異なることがわかります。民謡は本来、地元の方言で歌われるものと思われますが、意外に歌詞は共通語に近い言葉で歌われています。

『佐賀の民謡』表紙
この調査・収録の目的は「県内各地に現在でも伝承されている民謡の実態を緊急に調査し、系統的に記録にとどめるとともに、その成果を地域の文化活動や社会教育・学校教育の場に活用したり、今後の現地公開や専門家・研究者等の利用に役立てるなどして、伝統文化の保存伝承に資すること」とされ、伝承された地域で歌われているものをカセットテープに録音されています。
佐賀県立図書館では、「佐賀県民謡緊急調査」で収録された民謡約820曲をWeb上で聞いていただける準備をしております。もうしばらく楽しみにお待ち下さい。
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