児童書おすすめ(2月20日)

書名:『大おばさんの不思議なレシピ』
著者 :柏葉 幸子/作 児島 なおみ/絵
偕成社
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中学一年生の美奈は、家庭科が大の苦手。ほうちょうを持てば手を切る。
ミシンは美奈がやるときだけ糸がからまる。
塩味のホットケーキが焼きあがったり、さとう入りのスープがにえたぎったりする。
そんな美奈が家の納戸から見つけたのは、大おばさんの一冊の古いレシピノートでした。
縫い物から編み物、料理、家庭薬の作り方まで、さし絵入りでていねいにのっています。
しかし、ノートにのっている名前は『星くず袋』に『魔女のパック』、『竜のよだれかけ』、『魔術師の七面鳥』など見たことも聞いたこともないものばかり。
このレシピ通りに作りはじめると、たまに美奈は不思議な世界に行けるように…。
そこには美奈がつくったものを必要としている人たちが待っていました。
美奈のつくったものが、思わぬ方法でその世界の難題解決に一役買うことになります。
読むと自分も何か手作りをしてみたくなる物語です。
佐賀に関する本(2月20日の新着から)
貸出と予約の開始は 2月20日(火曜日) 、
インターネット予約の開始は 2月27日(火曜日) です。
『実録・白鳥事件「五一年綱領」に殉じた男たち』
柳原 滋雄
論創社
1952年、運命が交わった2人の男、白鳥一雄と村上国治。白鳥は警察官の使命に殉じ、村上は革命の理想に殉じ…。冤罪被害者を救う「再審」への道を切り開いた「白鳥警部射殺事件」の軌跡を描くノンフィクション。
著者は福岡県生まれ。幼少期を佐賀県で過ごす。早稲田大学法学部卒業。フリーのジャーナリスト。政治・社会分野を主な取材対象とする。著書に「空手は沖縄の魂なり」など。
請求番号:326.2 Y53