100周年の記録(その14)
佐賀県立図書館(当時は佐賀図書館)が開館したのは、大正3(1914)年2月11日で、平成26(2014)年2月11日に100周年を迎えました。
この「100周年の記録」では、佐賀県立図書館の記録を振り返り、ご紹介していきます。
今回は、「県移管への動き」です。
鍋島侯爵家が設立した「佐賀図書館」について、昭和2年の県下図書館長会で、「公立図書館建設」「私立図書館への図書館奨励費の支出」についての建議書が決議されました。
佐賀県議会においても、県下100か所の巡回文庫の送料を鍋島侯爵家の負担に甘えるべきではないという声が高く、当時大分県、佐賀県を除く九州各県は県立図書館を有していたことから、昭和3年5月に佐賀図書館で開催された日本図書館協会九州支部総会において、佐賀県知事、佐賀県議会に対し、県立図書館を設置するようにという建議を決議しました。
この建議を見て、佐賀県教育会では、昭和3年6月の県教育総会において、「佐賀県立図書館の設立を建議するの件」を可決しました。
鍋島侯爵家は、佐賀図書館設立の当初から、やがて県か市かにこの施設設備一切を譲渡することを前提として、私財を提供されていたのでした。
この「100周年の記録」では、佐賀県立図書館の記録を振り返り、ご紹介していきます。
今回は、「県移管への動き」です。
鍋島侯爵家が設立した「佐賀図書館」について、昭和2年の県下図書館長会で、「公立図書館建設」「私立図書館への図書館奨励費の支出」についての建議書が決議されました。
佐賀県議会においても、県下100か所の巡回文庫の送料を鍋島侯爵家の負担に甘えるべきではないという声が高く、当時大分県、佐賀県を除く九州各県は県立図書館を有していたことから、昭和3年5月に佐賀図書館で開催された日本図書館協会九州支部総会において、佐賀県知事、佐賀県議会に対し、県立図書館を設置するようにという建議を決議しました。
この建議を見て、佐賀県教育会では、昭和3年6月の県教育総会において、「佐賀県立図書館の設立を建議するの件」を可決しました。
鍋島侯爵家は、佐賀図書館設立の当初から、やがて県か市かにこの施設設備一切を譲渡することを前提として、私財を提供されていたのでした。